【専門家監修】子猫の食事の与え方や注意点～生後すぐから1歳まで～
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おうちに迎えた子猫には、美味しい食事を食べさせたいですよね。猫ちゃんは人間の赤ちゃんのおよそ15倍もの速さで成長するので、フード選びはとても重要です。どのようなフードを選べばいいのか、そしてどのように与えれば良いのかを説明していきます。
この記事の監修者
荒川 真希
ヤマザキ動物看護大学 動物臨床栄養教育学研究室
講師［愛玩動物看護師・ペット栄養管理士・VT・AHT・CDT・DGS］
成長に合わせた食事と与え方
まずは生後から1歳まで、子猫の成長に合わせた食事が必要になります。ミルクから離乳食、子猫用フードとフードの形態も変化していきます。
ミルク：生後すぐから３週齢まで
母猫と一緒なら、ぜひ母乳を飲ませてください。母乳には脂肪やタンパク質などがたっぷり含まれているためです。母乳を飲ませることができない環境なら、子猫用ミルクを人肌程度に温めて、スポイトか子猫用の哺乳瓶で与えましょう。くれぐれも、牛乳は絶対にあげないでください。猫ちゃんは牛乳に多く含まれる「乳糖」という糖質をうまく消化することができないためです。
離乳食：4週齢から5週齢まで
4週齢ごろから乳歯が生えてきます。ミルクに加えて、離乳食（子猫用のフード）をあげ始めます。食べやすいようにやわらかいフードを用意してあげましょう。子猫用のウェットフードか、ドライフードをお湯でふやかしてあげてください。まだ一度にたくさんの量は食べられないので、少しずつ、何度かに分けると良いでしょう。また、この頃からフードと一緒に新鮮なお水を用意してあげてください。
子猫用フード：6週齢から1歳齢まで
成長期に入ってくる頃です。少しずつ子猫用のミルクの量を減らし、代わりに子猫用フード（ウェットもしくはドライ）とお水の量を増やしていき、離乳を完了させます。この時期に筋肉や骨格が作られていくので、成長期に合った栄養バランスの良い子猫用の「総合栄養食」がおすすめです。子猫用の「総合栄養食」には、特に大切なタンパク質やビタミン・ミネラル類が過不足なく入っているので、成長や健康維持をしっかりサポートしてくれます。この頃から一度の食事で食べられる量も増えていきます。猫ちゃんは基本的に1日の中で少量ずつ何度も食事をしますが、生後5カ月くらいまでは1日4~5回に分けて与え、6カ月以降には1日2~3回に分けると良いでしょう。そして徐々に成猫用のフードに切り替えていきます。子猫用フードは1歳になるまで与えていても問題ありません。
食事の量はどれくらいあげればいい？
フードは基本的に、パッケージに記載された給与量を目安に与えます。ただし子猫の成長具合はそれぞれです。こまめに体形の変化や体重の増減をチェックし、食事量を調節してあげましょう。特に成長の速い生後数カ月の間は、毎日体重測定を行います。この時、体重の増加が見られない場合はどこかに異常があることも考えられますので、動物病院で診てもらうことをおすすめします。
食べ残しは放置しないこと
缶詰フードの場合、食べ残したフードは15～20分したら片付けましょう。放置しておくと風味が損なわれるだけでなく、衛生面においても好ましくありません。
健やかな成長のために
猫ちゃんは、その成長過程で必要な栄養バランスが異なります。特に子猫は成長するためにしっかりとエネルギーを摂る必要があるため、子猫用のフードは成猫のものよりもカロリーが高く、タンパク質、ビタミン・ミネラル類が多く含まれています。健康な成猫に育つには、子猫の時期の栄養管理はとても大切です。ずっと健やかで過ごせるよう、愛猫の成長に合ったフードをあげてください。また、成長期に太ってしまうと、以降の成猫期も太りやすくなると言われています。よく食べるからといって、好きなだけ与えて太らないように注意が必要です。
子猫のうちからフードで健康に配慮を
子猫のフード選びは大切とわかっていても、なかなかどれが良いのか決めきれないもの。そこで、ペットラインからウェットフードでは「メディファス ウェット り乳」、ドライフードでは「メディファスアドバンス 2種の尿石ケア 子ねこから10歳まで 避妊・去勢後のケア チキン＆フィッシュ味」をおすすめします。「メディファスアドバンス 2種の尿石ケア 子ねこから10歳まで 避妊・去勢後のケア チキン＆フィッシュ味」はミネラルバランスやたんぱく質など栄養成分の調整により尿pHやRSSのコントロールと健康的な尿量を確保する設計で尿石に配慮することで、「下部尿路の健康維持」の一歩前へ「２種の尿石への同時ケア」を実現しました。「しあわせマルシェ」なら通常サイズでお試しできます。
※この商品は2種の尿石ケアを目的とした総合栄養食です。治療を目的とした療法食ではございません。
