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ちゃんと生活 ごはん

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老犬のごはんは量より質!

老化は見た目や行動など目に見える変化のほかに、消化、吸収、代謝など目に見えない変化をもたらします。老化の進行に応じて最適な栄養バランスも変化することを理解することが大切です。
高齢/老齢期のフードの基本は、「高たんぱく質、低カロリー」です。7歳頃には基礎代謝や運動量が減って必要となるカロリーも減る一方、筋肉の維持や酵素、ホルモンなどの生理活性物質の材料となるたんぱく質は必要であるため、低カロリー、高たんぱく質のフードが良いでしょう。
10歳前後になると歯が弱くなったり食欲が落ちたりして、逆にやせ過ぎてしまう場合も出てきます。10歳前後になったら少量で十分な栄養がとれるフードに切り替えてあげましょう。

◆ひと工夫で食欲アップ◆
シニア用のフードは食べやすい小粒タイプであることが多いですが、それでも食が進まなかったり食べにくく感じるワンちゃんもいます。歯が弱くなってしまったワンちゃんにはぬるま湯などでフードをやわらかくして与えるといいでしょう。好きなおやつを少量刻んで混ぜたり、ウェットフードを混ぜて風味づけをするのも効果的です。また、食べる量が減ってしまったワンちゃんには、1回に与える食事量を少なくし、食事の回数を増やしてもいいでしょう。

いろいろ試したけれど、1日に必要な量を食べてくれず、栄養バランスが心配…。そんな場合でも、体型や体重が変化していないのであれば、年齢とともに自然に食欲が減ってきているということなので、心配ありません。それでも心配・・・。そんな時は、サプリメントを上手に利用するのも良いでしょう。ただし、必要以上にサプリメントを与えてしまうと、せっかくのフードの栄養バランスを崩してしまいます。サプリメントを与えたいと思ったら、まず獣医師に『何の栄養素がどれくらい足りないのか』といったアドバイスをもらい、愛犬が必要とする成分を与えるようにしましょう。

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