- Column -

ペットライン 犬ノート

Dog Note

【専門家監修】犬のトリミングは必要?目的や頻度を解説

公開日:

トリミングは犬種によって大切なお手入れの一つです。見た目を綺麗にするだけでなく、愛犬の衛生面や安全面をケアする目的もあります。この記事ではトリミングの目的や頻度を解説。またトリミングが必要な犬種をご紹介します。

この記事の監修者

秋山 蘭のイメージ画像

秋山 蘭

ヤマザキ動物看護大学 動物臨床栄養学研究室
助教 [修士(獣医保健看護学)・愛玩動物看護師・ペット栄養管理士・CRT]

画像1.gif

トリミングの目的とは

わんちゃんのトリミングとは、主にわんちゃんの不要な毛をカットし整えること。必要性は犬種によって異なります。トリミングが必要なわんちゃんにとって、トリミングは単に見た目を綺麗にしたり可愛くしたりするだけではありません。衛生面や安全面をケアし、快適な生活を送れるようにするという目的があります。 例えば、口まわりの毛が長いと食べかすが付きやすく、においの原因になります。また、お尻まわりの毛が長いと、排泄時に尿や便が付きやすくなり不衛生です。他にも、肉球の周りの毛が伸びてフローリングで滑りやすくなったりするなど、トリミングしないと愛犬がケガするリスクが高まります。こうした事態を防ぐためにも、毛が長く伸びるわんちゃんには定期的に毛をカットしてあげることが大切なのです。

トリミングが必要とされる主な犬種

トリミングが必要なのは、主に長毛種かつシングルコートの犬種です。代表的な犬種は以下のとおりです。 ・柴犬 ・プードル ・ヨークシャー・テリア ・マルチーズ など シングルコートの犬種は、一年を通して少しずつ毛が生え変わります。抜け毛は比較的少ないですが、そのまま放っておくと、毛が伸び続け絡まってしまいます。そのため、長毛かつシングルコートの犬種は特に定期的なトリミングが必要です。 ただし、ダブルコート(毛がオーバーコートとアンダーコートの二重構造になっている)の犬種でも、毛質や毛の伸び具合によってはトリミングが必要です。例えば、ポメラニアン・シーズー・コッカースパニエルは毛をカットしないと伸び続け、毛が絡まったり毛玉ができやすくなったりします。シュナウザーは毛が伸びるのが早いため、こまめなお手入れが欠かせません。またビション・フリーゼは毛量が多く、毛が絡みやすいので定期的なトリミングが必要です。

トリミングが必要ない犬種もいる?

チワワ(スムース)やミニチュアダックスフンド(スムース)、フレンチ・ブルドッグなど、元々毛が短い短毛種はトリミングする必要はないと言われています。ただし、足裏やお尻まわりなど部分的に毛が伸びている場合は、カットしてあげてください。

トリミングの頻度は?

わんちゃんの毛の種類や季節によって異なります。また同じ犬種でも、子犬か老犬かによって頻度は違います。そのため「この頻度でトリミングをすれば良い」とは言い切れません。愛犬の毛の伸びるスピードや年齢に合わせてトリミングを行ってください。 ちなみに、シャンプーは月に1〜2回の頻度で行うと良いとされているため、トリミングサロンに通っているならシャンプーのタイミングでトリミングしてもらう飼い主さんも多いようです。 ここからは、子犬・成犬・老犬にトリミングする際のポイントをご紹介します。

子犬のトリミング

子犬は成犬に比べて免疫力や体力がありません。様々な刺激が良くも悪くも後に影響を及ぼすので、トリミングに関しても慎重に行いましょう。 飼い主さんが自宅でケアするなら、社会化期くらいからコームを軽く当てるなど、トリミングに慣れる練習を始めると良いでしょう。サロンに行くなら、ワクチン接種が完了してからにしてください。サロンによってはワクチンが接種済みであることを求められる場合もあります。

成犬のトリミング

愛犬の毛の状態や特性を見極めて、トリミングを行ってください。 長毛の犬種の場合は毛玉やもつれが発生しやすいため、体調に問題がなければシャンプーをするタイミングで、トリミングを行っても良いでしょう。長期間行わないと、毛玉が広範囲に広がる可能性があり、希望するスタイルに仕上がりにくくなることがあるため、普段から観察を欠かさないようにしましょう。頻度に関しては特に決まりはありませんので、愛犬の特性や毛の状態を常にチェックしてあげてペースを決めてください。

老犬のトリミング

老犬にとって、トリミングは体に負担がかかってしまいます。そのため、ペットサロンなどでトリミングを行う際は、なるべく負担がかからないようスピーディーに仕上げてもらいましょう。場合によっては、自宅でトリミングを行ってあげるのも手です。

わんちゃんの健康維持を内側からサポート

トリミングなどでわんちゃんの衛生面に配慮することは大切ですが、毎日のフード選びからわんちゃんの健康維持に配慮することも重要です。そこでおすすめなのが、食物アレルギーに配慮したフードです。「メディコートアドバンス アレルゲンカット 魚&お米 1歳から」は、主なたんぱく源を魚とお米に限定しています。さらに、DHA・EPAを豊富に含む魚とフィッシュオイルを使用し、皮膚や被毛の健康維持に貢献してくれるのも嬉しいポイント。「しあわせマルシェ」なら通常サイズでお試しできます。

MCA4-1歳2.5kg_500.jpg


メディコートアドバンス
アレルゲンカット 魚&お米 1歳から

送料無料で試してみる

あわせて読みたい記事

SNS公式アカウント