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愛猫の耳の中が黒い!?猫の耳掃除って必要?

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人間は定期的に耳掃除をしますが、猫ちゃんにも必要なのでしょうか。猫ちゃんの耳は非常に敏感な感覚機関のため、触る際には注意が必要です。この記事では、猫ちゃんの耳掃除の必要性や掃除方法、耳掃除の注意点について解説します。

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猫の耳の構造

猫ちゃんの耳は、構造的に「外耳」「中耳」「内耳」に大別できます。外耳にある「耳介」は、外に出ているいわゆる猫耳の部分で、「外耳道」と呼ばれる穴が鼓膜のある内部へと伸びています。外耳道は内部でL字型に折れており、人間の耳の構造と違い鼓膜が外から見えることはありません。猫ちゃんの耳には、耳の奥まで異物が侵入しないようにする働きがあり、外耳道の脂腺の分泌物や古い皮膚片などがホコリや侵入物と合わさって、排出物として固まるようになっています。これが一般的に耳垢と呼ばれるもので、黒っぽく見えるのが特徴です。多少の耳垢が付着している程度であれば、心配する必要はないと言えるでしょう。

猫に耳掃除って必要?

猫ちゃんにとって、頻繁な耳掃除は不要と考えられています。1週間に1回程度、スキンシップのついでに耳を優しくめくってみて、「耳介」の汚れが気になった時には軽く拭き取ってあげてください。ただし、スコティッシュフォールドに代表されるような折れ耳の場合、少し注意が必要です。通気性が悪いため内部が湿りやすく、耳の中で雑菌の繁殖が起こりやすくなっているので、こまめにチェックするようにしてください。 折れ耳であってもなくても普段の状態を覚えておいて、耳垢が異常に多い、色やにおいがいつもと違うなど異常を感じたら、獣医師に相談することも大切です。

耳掃除の方法

猫ちゃんの耳掃除を実践するにあたって、いくつか守るべき注意点やポイントがあります。ここからは2つのパターンを解説します。

ガーゼやコットンで拭き取る場合

まず、猫ちゃんの耳を優しくめくり汚れ具合をチェックします。内側の溝に少し汚れがある程度が通常状態と思われますが、気になった時は以下のポイントを参考に掃除してください。 まず、耳の後ろや耳介を触られるのを喜ぶ子も耳掃除となると嫌がる子も多いです。嫌がった場合無理して掃除をしようとせず、嫌がらない範囲で触って徐々にならしてください。 水で濡らしたガーゼやコットンで、目に見えている部分だけを優しく拭き取ります。傷が付きやすいので強く擦るのは厳禁です。こびりついた汚れは湿らせて汚れを浮かせるなどして、優しく取り除いてください。ガーゼや綿棒などを突っ込むことも、耳を傷つける心配があります。あくまでも見えている範囲だけを対象に拭き取ってあげましょう。猫ちゃんの耳には複雑な溝があるため、ガーゼなどを当てる際は可能な限り優しく溝に沿わせます。 ガーゼやコットンを使う場合、決してアルコール(エタノール)を使用しないでください。

拭き取り過ぎや残った水分などに注意

初めての耳掃除の場合、汚れが広範囲にあって何度も拭きたくなるかもしれません。しかし皮膚を傷つけてしまう恐れがあるので、2~3回拭いても落ちなければ一旦やめて、日を改めてケアしてあげましょう。 作業後は、水分を外耳道に残さないように気をつけてください。ガーゼなどが水分を含み過ぎないよう、固く絞ってから作業しましょう。もし水分が残った場合、絞ったガーゼなどで優しく抑えて乾かしてあげます。綿棒は力が入りやすく皮膚を傷つけやすいため、避けた方が無難です。

洗浄液を使う場合

洗浄液(イヤークリーナー)を使うのもひとつの方法です。イヤークリーナーは、動物専用の耳洗浄液で汚れを浮かせて除去しやすくします。 ただし、洗浄液を使用する際は、必ず事前にかかりつけの獣医師に相談してください。耳に異常がないか、洗浄液に問題がないかなど獣医師に確認すると良いでしょう。 その際、獣医師などのプロに洗浄液の使いかたを習うと安心です。

耳掃除の注意点

猫ちゃんがリラックスしている時に作業してください。デリケートな皮膚を触るため、警戒心を植え付けてしまうと作業が非常に難しくなります。耳掃除とリラックスした状態が結びつけば、スキンシップの一環として認識し、自然に受け入れてくれる可能性があります。 今まで嫌がらずに耳掃除を受け入れてきたのに、ある時急に嫌がることがあるかもしれません。その場合は決して無理をせず、耳掃除を中断しましょう。無理に体を押さえつけるなどの行為は猫ちゃんとの信頼関係を壊してしまう可能性があり、普段の生活にも悪影響となるリスクがあります。 オリーブオイルを使う方もいらっしゃいますが、皮膚トラブルに繋がる心配もあるので、避けた方が無難でしょう。 また、市販のウェットティッシュを使用する場合にはアルコールやプロピレングリコールを含まないものを使用してください。 猫ちゃんが暴れるなどして耳掃除が困難な場合は、無理をせずに作業を中断してください。そもそも、耳掃除は必ず必要というわけではありません。大切なのは、耳の状態を観察して異常がないか確認することです。気になるようなら耳掃除を行ってくれる動物病院やペットサロンなどもあるので、相談してみるのも良いでしょう。

子猫のうちからフードで下部尿路ケア

耳掃除などで猫ちゃんの健康をケアするのはもちろん、子猫の時から成長段階に合わせたフードを選ぶことが大切です。 そこでウェットフードでは「メディファス ウェット り乳」・「メディファス ウェット 子ねこ 12か月まで」を、ドライフードでは「メディファス 子ねこ 12か月まで チキン味」をおすすめします。「メディファス ウェット 子ねこ 12か月まで」と「メディファス 子ねこ 12か月まで チキン味」は猫の健康上の悩みで多いとされる「下部尿路」の健康維持を支えるプレミアムフードです。子猫の今とこれからをフードから考えてみませんか。ドライフードの「メディファス 子ねこ 12か月まで チキン味」は「しあわせマルシェ」なら通常サイズでお試しできます。

 

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