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子猫へのミルクのあげ方は?日齢別の授乳回数と量、注意点を解説

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生まれたばかりの子猫を保護したり、お家に迎えたりした場合に直面する課題のひとつは「授乳」です。子猫は体が小さくデリケートなため、ミルクの与え方には注意が必要です。今回は、子猫の生後日数に合った授乳回数とミルクの量、注意点を解説します。

猫用のミルクをあげる

母猫からミルクがもらえない状況なら、猫ちゃん用のミルクを与え、栄養を補給してあげる必要があります。まず注意したいのが、必ず猫ちゃん用のミルクを用意することです。牛乳には、猫ちゃんが体内で分解しにくい「乳糖(ラクトース)」という成分が多く含まれているからです。猫ちゃん用のミルクは、この乳糖(ラクトース)が抑えてあることに加えて、牛乳に比べて猫ちゃんが必要とするタンパク質や脂肪の量が多いのも特徴です。どうしても準備できないなど緊急の場合を除いて、猫ちゃん用のミルクを与えてください。

子猫用ミルクには「粉末」と「液体」がある

子猫はミルクのみで栄養を補給するので、「総合栄養食」のミルクを選ぶようにしましょう。「粉末タイプ」と「液体タイプ」の2種類があります。それぞれの特徴は以下のとおりです。

粉末タイプ

お湯に溶かして作るタイプのもので、長期保存が可能。その都度作らないといけないため、手間がかかる。

液体タイプ

温めるだけで手軽にあげられる。粉末タイプに比べ手間はかからないが、長期保存はできない。

猫ちゃんの成長やミルクを使用する頻度・期間などに応じて、使い分けるのも良いでしょう。

ミルクのあげ方

子猫にミルクを与える時は、子猫用の哺乳瓶またはシリンジ、スポイトなどを使用すると良いでしょう。哺乳瓶を使用する場合、乳首はできるだけ小さいものを選ぶのをおすすめします。必ず腹ばい(うつ伏せ)にした状態でミルクをあげてください。仰向けの姿勢でミルクを飲ませると、ミルクが気管に入ってしまう恐れがあります。子猫のお腹側から手のひらで支え、上半身を軽く持ち上げるようにして頭を少し上に向け、斜め上から、子猫の口に哺乳瓶の乳首をあててみましょう。空気の飲み込みを防ぐために、哺乳瓶の乳首の中をミルクで満たしてから与えてください。口の周りをそっとなでて刺激してあげると、自分から乳首を口にくわえるでしょう。

猫ちゃんがくわえてこなければ、哺乳瓶の代わりにシリンジやスポイトで1滴ずつ口に垂らし飲ませてみてください。

ミルクを与える時の注意点

無理やり飲ませない

哺乳瓶の乳首を子猫の口に押し付けないようにしましょう。無理やり飲ませようとすると嫌がることがあります。ゆっくり優しく飲ませてあげてください。また、過剰に与えすぎるのも良くありません。なかなかミルクを飲んでくれない時は、排便が上手くできず食欲が無くなっている可能性もありますので排便を促してあげましょう。
排便については下記記事内にも記載をしております。
子猫のお世話をするときのポイント3 ~子猫の体調管理・排泄~ - 子猫の飼い方|教えて猫ノート【ペットライン】 (petline.co.jp)

ミルクの温度に気を付ける

ミルクはお湯をはったボウルなどに入れて、人肌程度に温めてください。子猫の口の中はとても敏感です。ミルクの温度が高いと火傷する恐れがあるため、注意しましょう。温度が低すぎても子猫は飲もうとしません。もし授乳の途中で温度が低くなってしまったら、温め直してから与えてください。使用後の哺乳瓶はよく洗って熱湯消毒しておきます。粉末タイプの場合、作り置きせずにあげる直前に作ってあげましょう。

子猫の成長に合わせた授乳回数と量

子猫の成長に応じて、1日の授乳回数やミルクの量は変わります。ここでは、日齢別に回数と量を表にまとめました。ただし、個体差もあるため、目安として参考にしてください。

生後日数 授乳回数/日 1回あたりのミルクの量
生後1~7日 8~12回(2~3時間おき) 5~10cc
生後8~14日 4~8回 8~15cc
生後15日~21日 4~6回 欲しがるだけOK
生後22日~30日 ・少しずつミルクを減らしていく
・離乳食を先にあげてから与える

生まれて間もない頃は、一度にたくさんの量を飲めないため、ごく少量のミルクを頻繁に与えます。2~3時間おきを目安に与え、夜間もミルクをあげてください。

成長するにつれ、だんだんと飲める量が増えてくるでしょう。そうなったら1回に与える量を増やし、授乳回数を減らしていきます。生後22日以降は、徐々にミルクを減らしていき、ミルクから離乳食へと切り替えていきましょう。毎日(可能であれば毎回)体重を計り、体重の増減には注意してあげてください。なにか変化があればもちろんのこと、変化がなくても適宜獣医さんに診てもらいましょう。

成長段階に合わせて子猫のうちから下部尿路ケア

ミルクを飲んでぐんぐん成長し、り乳期を迎えた猫ちゃんは成長段階に合わせてきちんとしたフードを選ぶことが重要です。ウェットフードでは「メディファス ウェット り乳」、ドライフードでは「メディファス 子ねこ 12か月まで チキン味」をおすすめします。「メディファス 子ねこ 12か月まで チキン味」は猫の健康上の悩みで多いとされる「下部尿路」の健康維持を支えるプレミアムフードで、「しあわせマルシェ」なら通常サイズでお試しできます。

※この商品は総合栄養食です。治療を目的とした療法食ではございません。

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