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ペットライン 猫ノート

Cat Note

外猫を迎える時のノミ、ダニ、寄生虫対策

ノミ駆除用の薬とシャンプーとクシで徹底駆除!

ノミは直射日光の当たらない縁の下や草むらに多く生息しているので、外猫ちゃんには必ずといっていいほどノミがついています。そんな外猫ちゃんを迎える時には、まず獣医さんに連れて行って、ノミやダニを退治するノミ駆除用の薬を出してもらいましょう。この薬は首にたらすと24時間以内にノミを駆除する効果があります。種類によってはノミの卵や幼虫の発育までも阻止することができ、猫ちゃんへの害もないので安心して使用できます。

またダニ・ノミ取りシャンプーも併用しましょう。このシャンプーは、ノミを仮死状態にします。数時間動きを止めることができるので、この間にノミ取りクシでブラッシングして仮死状態のノミを取り除きます。この時気をつけたいのは、取り除いたノミをゴミ箱にそのまま捨てないこと。ゴミ箱の中で繁殖してしまうことがあります。さらに、取ったノミをつぶすことも禁物。ノミの体内にある卵が飛び散り、増やしてしまうことにもなりかねないからです。キャッチしたらガムテープにくっつけるか、石鹸水を用意してノミが取れたクシを漬けて退治しましょう。

ノミは寄生虫を媒介する怖い存在!

ノミの体内に瓜実条虫(サナダムシ)という寄生虫が生息している場合があります。猫ちゃんが毛づくろいしている時にこのノミを飲み込んでしまうと、お腹の中にサナダムシが寄生してしまい、下痢や嘔吐を引き起こすことにもなりかねません。猫ちゃんのお尻に白い粒のようなものがついていたら、寄生虫に感染しているかもしれません。病院で虫下しの治療を受ける必要があるので、外猫ちゃんを受け入れる場合はそのあたりもチェックしましょう。

大量のフケ、顔や耳のふちが脱毛していたらダニがいる!

ツメダニやヒゼンダニといった寄生虫がいる場合、大量のフケや顔や耳のふちの脱毛といった症状が出ることがあります。こういった症状が見られたら、動物病院で診察を受けることをおすすめします。

文:倉田光子

イラスト:上田惣子

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