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ワンちゃんの太りすぎ・痩せすぎをフードでケアする

現代人と同様に食事の偏りや間食で、生活習慣病や肥満などに苦しむワンちゃんが増えてきてます。そのいっぽうでは、やせ気味なワンちゃんも多く見受けられます。こうした状況に対応したフードを積極的に取り入れて、ワンちゃんの健康生活に役立てましょう。

太り気味なワンちゃんをフードでケアするには

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一般的にはライトフードがおすすめです。ライトフードは、食事量は減らさずにカロリーや脂肪分を低く作られているので、ワンちゃんに従来と変わらない満腹感を与えながら減量することができます。肥満時の食事管理で気をつけたいのは、やせさせるために通常の食事を大幅に減らしたり絶食しないこと。こうすると、ワンちゃんはエネルギーだけでなく必要な栄養素までも摂取できなくなり、健康状態が悪くなってしまう可能性が高くなります。必要な栄養バランスを維持することが大切で、そのためにBCS対応のフードも開発されています。
さらに、CLA(共役リノール酸)※1とL-カルニチン※2を配合したフードなら、体脂肪を燃焼させやすい状態に作用し、体内に脂肪を貯め込みにくくする働きがあります。肥満傾向のワンちゃんへの食事に試してみるといいでしょう。

やせ気味なワンちゃんに与えるフード

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食が細く、やせ気味なワンちゃんには、少量で高カロリーを得られるフードがおすすめです。さらに、BCS対応のフードで栄養バランスを維持しながら、丈夫な体作りをサポートする成分を配合しているものがおすすめです。

コラム:体脂肪燃焼の主役、CLAとL-カルニチンの働きをお伝えします

CLAは、脂肪燃焼の仕掛人とも呼ばれます。リポ蛋白リパーゼ(LPL)という酵素の働きを阻害し、ホルモン感受性リパーゼ(HSL)という酵素の働きを活性化します。その結果、体脂肪が遊離脂肪酸となります。Lカルニチンが細胞内の遊離脂肪酸と結びついてミトコンドリアという脂肪の燃焼工場へ運び込む働きをします。

この2種の成分で、体脂肪を燃焼させてくれるのです。

※1
CLA(共役リノール酸):牛乳や乳製品などに含まれる不飽和脂肪酸の一種です。脂肪を分解する酵素の働きを良くし、脂肪を燃焼しやすく、体内に貯め込みにくくする働きがある成分です。
※2
Lカルニチン:体脂肪燃焼に不可欠な栄養素。リジン、メチオニンという2つのアミノ酸などを材料に肝臓で作られ、また食事からも補給されます。加齢とともに、その量が徐々に減り、老齢期にはほとんどなくなってしまうといわれます。

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