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ペットライン 犬ノート

Dog Note

鳴き声でわかる、愛犬の気持ちや健康状態。注意すべき鳴き方やしつけ方も解説

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愛犬と会話することはムリでも、わんちゃんは鳴き声やしぐさで豊かな感情を伝えてくれています。「今どのような気持ちで鳴いているのか」を理解すれば、愛犬との絆はどんどん深まるはずです。わんちゃんの鳴き声に込められた気持ちの他、注意したい鳴き声やムダ吠え対策についても解説します。

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(目次)
鳴き声からわかる愛犬の気持ち
鳴き声には病気のサインが隠れていることも
ムダ吠えにはしつけが必要
まとめ

鳴き声からわかる愛犬の気持ち

わんちゃんの祖先は集団で暮らしていたため、仲間に対して鳴き声や体勢、尻尾や耳の動かし方、口の形など、全身を使って気持ちを伝える習性があります。よく耳にする鳴き声には、どのような感情が込められているのか見ていきましょう。

トーンの高い「ワンワン」は喜びを表現

尻尾を振りながら高めの声で「ワンワン」と鳴くのは、楽しさやうれしさの表れ。わんちゃんは気持ちが盛り上がった時に、声のトーンも上がる傾向があります。飼い主さんが帰宅した時や、ドッグランなどで走り回っている時などに、この「ワンワン」を聞くことが多いのではないでしょうか。

低くて太い「ワンワン」は警戒心の表れ

低い声の「ワンワン」は、イヤなことをされた時や警戒している時の鳴き声です。たとえば、体をしつこく触られたら「もうやめて」という気持ちが低い鳴き声に表れます。また、インターフォンが鳴ったり、知らない人が家に入ってきたりした時には、本能的に自分の身やテリトリーを守ろうとして吠えます。そのようなわんちゃんは様々な場所に連れて行ったり、よその人やわんちゃんに会わせたりして、少しずつ慣れてもらうことも大切です。

「クンクン」「クーン」は寂しさや甘え

鼻を鳴らすように「クーン」と鳴く理由は、大きく2つあります。
1つは寂しい時や不安を感じている時。飼い主さんが出かける際に目に寂しげな表情を浮かべて「クーン」と鳴くのは、寂しくて仕方ないのでしょう。
もう1つは飼い主さんの気を引きたい時や、「ごはんが欲しい」「お散歩に行きたい」など何かをして欲しい時です。生まれたばかりの頃、「クーン」と鳴いて母犬や兄弟犬を呼んだり母乳をもらったりしていた名残で、甘えたい気持ちを表しています。

「グルルル」という低いうなり声は威嚇

知らない人やわんちゃんに対して地鳴りのように低くうなるのは、「近づくと攻撃するぞ」という威嚇の気持ちから。愛犬がごはんを食べている最中に近づいた時や、おもちゃを取り上げようとした時には、飼い主さんに対しても「グルルル」とうなることがあります。愛犬が威嚇したら、刺激しないよう距離をおきましょう。特にドッグランなどではわんちゃん同士の喧嘩に発展する心配があるので、とにかく落ち着かせることが大切です。

高い「キャン」には痛みが伴っている場合も

人と同じくわんちゃんも驚いた時や痛みを感じた時に、「キャン」「キャッ」と悲鳴のように鳴くことがあります。また、どこかに挟まってしまって助けて欲しい時にも同じような鳴き方をします。「キャン」と鳴いても体をチェックして異常がなければ良いですが、ケガをしていたり何度も鳴いたりするようであれば、病院に連れて行くことをおすすめします。
ドッグランで他のわんちゃんに追いかけられて「キャンキャン」と鳴いていたら、楽しんでいるのではなくパニックに陥っているサインなので、すぐに助けてあげてください。

鳴き声には病気のサインが隠れていることも

鳴き声から心身の状態が読み取れることがあります。態度や表情などの観察とともに、日頃から鳴き声をよく聞いてあげることは愛犬の健康管理に必須です。

ウォーンという遠吠え

遠吠えはわんちゃんの野生時代からの習性で、仲間とはぐれた時に「ここにいるよ」と伝えるためだと言われています。留守番中に寂しくて「ウォーン」と鳴くわんちゃんは少なくありませんが、鳴き続ける場合は強烈な不安から行動に障害をきたす「分離不安」の傾向があるかもしれません。日頃のコミュニケーションを見直したり、お留守番の練習を重ねたり、また ひとりぼっちでも気を紛らわせるようおもちゃを用意するなどの対策をしてあげましょう。
サイレンなどに反応して遠吠えするわんちゃんもいますが、きっかけとなった音が聞こえなくなればおさまります。叱ってもやめさせられるものではないので、原因を突き止めて対処することが大切です。

いつもと違う鳴き声には要注意

もし、おとなしいわんちゃんが急に吠えるようになったら、気に掛けてあげましょう。 環境の変化や、飼い主さんとのコミュニケーション不足など、以前と変わったことがないかを洗い出してみましょう。また、甘えたように鳴きながら飼い主さんにくっついてくるけど動きたがらない、体をかばいながら変な声で鳴くことがあれば、痛みや苦しみを抱えていることが考えられるので、すぐに病院へ連れて行ってください。老犬でいつもと違う鳴き方をするようになったら、認知症の心配もあります。
いずれも原因を探って、できることをしてあげることが一番です。

ムダ吠えにはしつけが必要

わんちゃんが鳴くのはすべて理由があるものですが、鳴き止まない状態が続くと飼い主さんも大変であり、 またご近所トラブルの原因にもなりかねません。でも、ムダ吠えを叱るのは逆効果。吠え始めたら、まず落ち着かせることが先決です。そして、静かになったらたくさん褒めてあげましょう。「クーン」と何かをしつこくねだってくる時も同じです。その都度要求を聞き入れば、我慢できなくなってしまいます。
「吠えないといいことがある」と理解することで、ムダ吠えの癖はおさまるはずです。なかなか効果が出ないかもしれませんが、愛情をもって根気よく繰り返して教えてあげましょう。

まとめ

感情豊かなわんちゃんは、鳴き声で様々なことを飼い主さんに伝えようとしてくれています。 しぐさや表情などとあわせて鳴き声をしっかり聞いてあげてください。大切な愛犬のことをよく理解することで、信頼関係はさらに深くなっていくでしょう。

わんちゃんの健康はフードから

わんちゃんの鳴き声から気持ちや健康状態の変化を知ることは大切ですが、毎日のフードからわんちゃんの健康を考えることも大切です。
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