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犬ノート

Dog Note

~避妊・去勢のメリット~(3/5)

避妊手術することで、ワンちゃんが得られる主な”メリット”として、以下があげられます。

1:望まない出産が避けられる

現実的な話として、引き取り手がいない子犬は、どうなってしまうのでしょうか。それを考えると、飼い主さんが想定していない出産は避けるほうがいいでしょう。特に出入り自由な環境で飼っているワンちゃんには、避妊手術は必要なことでしょう。

2:“問題行動”が減少する

オス、メスを問わず、性ホルモンが原因で起きる問題行動が減少します。
メスは発情によってそわそわします。それがなくなり、精神的に安定すると言われています。メスの発情をキャッチしたオスは、さらに激しく、悩ましく遠吠えを繰り返したり、脱走してメスのもとに行こうとしたり、ライバルとなる他のオスとけんかすることもあります。必死に子孫を残そうとしているのですが、不妊手術によって性ホルモンの分泌がなくなるので、こうした問題行動が緩和・減少します。

3:病気を未然に防げる

不妊手術によって防げるとされる主な病気を紹介します。

乳腺腫瘍【メス】

乳腺にできる腫瘍。発病する半分は悪性であり、その中の半分は転移をすると言われています。発症には性ホルモンの関わりが重要とされています。初期発情前に避妊手術した場合の発生率が0.5%と極端に低く、1回発情後は8%、2回以降は26%くらいの発生率といわれます。

子宮蓄膿症【メス】

出産経験のない高齢のメスに多く見られる疾患です。発情期に高まった黄体ホルモンの影響により子宮内膜が肥厚します。肥厚した子宮内膜は細菌感染が起こりやすいため、感染が起こると子宮蓄膿症を発症すると言われています。

精巣腫瘍【オス】

精巣にできる腫瘍。基本的に良性腫瘍であることが多いですが、リンパ節や肝臓、肺に転移することがあります。去勢手術をすることで予防することが可能です。

前立腺肥大症【オス】

前立腺は男性ホルモンの作用で生涯成長していきます。その前立腺が大きくなっていくことで直腸や尿道を圧迫して、排便や排尿の障害を起こすことがあります。

ワンちゃんとのより良い暮らしのために、こういったメリットを選ぶかどうか。それは個々の飼い主さんの決断です。逆に、避妊・去勢手術によって起こりうるワンちゃんのデメリットを次ページで紹介します。合わせてお読みいただいたうえで、他の飼い主さんや獣医さんの意見など、多くの情報を基にして、不妊手術を受けさせるかお考えください。

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