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ペットライン 猫ノート

Cat Note

在宅勤務(テレワーク)が急増!室内で暮らす猫ちゃんとの暮らし方を見直してあげましょう

快適な空間を邪魔された猫ちゃん!?

縄張り意識の強い猫ちゃんは生活環境を大切にする動物です。例えば日中、家に居なかったご主人が定年退職し、ずっと家にいるようになることで夫婦喧嘩が絶えなくなったという話を耳にすることがあります。これと同じように猫ちゃんも居心地よく暮らしていた空間と時間を、いままでいなかった人が占領することでストレスを感じることが多くなる場合があります。

そのストレスサインとしてあげられるのが、「コロナ禍での猫のストレスサイン9つ」で紹介した①よく鳴く②よく毛をなめる③隠れて出てこない④よく寝る⑤よく吐く⑥下痢や便秘になる⑦紙やビニールを食べる・物を落とす⑧トイレを失敗する⑨ご飯を食べないなど。そんな時はコロナ前の猫ちゃんの一日の行動パターンを振り返ってみましょう。どこで寝て、いつご飯を食べ、いつトイレにいくかを思い出すことで猫ちゃんが心地良いと思う環境が見えてくるはずです。

猫の本能を理解するとともに飼い主の心もポジティブに!

猫ちゃんが室内で快適に暮らすには、まず初めに本来の習性を知る必要があります。その理由は、猫ちゃんの本能を理解することで猫ちゃんのストレスを少しでも軽減できる場合があるからです。

在宅勤務(テレワーク)などが日常のものとなり、猫ちゃんは人の心を癒す大きな存在となりました。しかしながら、猫ちゃんは飼い主の心の様子を敏感に感じ取る動物と言われているため、飼い主の仕事やプライベートでのストレスも敏感に感じてしまうこともある、ということを忘れないでください。

飼い主さんも日々の暮らしにストレスを感じていないか、環境の変化に疲れを感じていないかなど、思い返す必要があります。ネガティブ思考からポジティブ思考に意識を変えるだけで人の心は大きく変わります。それに伴い、猫ちゃんのストレスも軽減されるはずです。

ぜひ、意識を変えて愛猫との快適な暮らしを育んでいただきたいと思います。



文:倉田光子 イラスト :上田惣子
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